G-FLEXの企業理念

「日本人の英会話力のボトムアップ」

これが20年前のG-FLEX創業当初からの企業理念です。

具体的には初級者が如何にお金を掛けずにちゃんと英会話を上達できるか、と言う事になりますが、その時僕が描いていたのは居酒屋のモデルでした。

居酒屋モデル?

その昔(40年くらい前でしょうか)居酒屋というのは単に安い、ちょっと汚くて、たばこを吸う労働者たちや年配者のたまり場と言うイメージがありました。こじゃれた人たちや若者はカラオケバーやスナックで飲んでいたのです。カラオケボックスもまだ無かった時代です。

しかし、ワタミや笑笑が出てきた辺りから一気に居酒屋の雰囲気や客層が変わったのです。
お店はきれいで、サービスも悪くない。しかしとても安い。これが瞬く間にほかの層(特に若者)に受け入れられてチェーン店を中心に大発展したのです。今では完全に飲み屋の定番と言った感じですよね。飲食店は最も早くマーケットが動くと世間では言われています。
つまり、「潜在需要」があったのです。

潜在需要か

その時僕は思いました。
銀座の高級クラブや、バー、スナックではない、居酒屋モデルの英会話スクールを作ろうと。安くて気軽でそこそこうまい。

そもそもあらゆる産業や社会構造はピラミッド型をしていて、下になるほどマーケットが大きくなっています。そこを狙うぞ、と。

英会話喫茶

そこで最初に始めたのは「英会話喫茶」(当時1時間1000円で、スタッフの外国人とみんなでフリートークが出来るお店)と言うスタイルです。これは確かに気軽で安い。しかし残念ながらうまくない(ここで言ううまいは、お客さんへの効果とこちらの利益を指す)。初級者は勇気を振り絞って来ても、会話に参加できず、二度と来ない。いつも同じ上級者の人が来て、他人に構わず散々一人でペラペラ英語をまくし立てて帰ってゆく。

どうしたら初級者(普通の日本人)に効果的なサービスが作れるだろうか。パーティーをやって騒いでも楽しいだけで、英会話上達には全く意味がない。大手の様に一年分一括支払いみたいなのは敷居が高いから月謝。すると続かない(もちろん頑張る人も沢山いますが、ちょっとしたモチベーションの低下で止める人も)。

独自性

もともと僕は英会話のプロではなかったですが、プロとしてやるなら、他と違うものを持っていなければと色々考えてReflex trainingと言う方法を自分の経験から作りました。さらにAIと言う新しい技術の台頭があり、ちょうどその2つを組合わせるアイデアが浮かんだのです。藤沢校をスタートさせた後だから、2014年くらいの事です。

しかし、ちょっとアイデアが浮かんだからと言って内容的にすぐに実現できるものでもありません。まず本業は英会話スクールですから、暇でやる事ない時に取り組む程度でした。しかもその頃はAI音声認識はまだ黎明期で、レベルが低かったのです。ただ闇雲に将来に備えて取りあえずビデオばかり撮っていました。そして何度も何度も試作(IT業者を4社も変えた)をし実験を重ねました。

RVSの完成

そして結果としてトータルで2000万円くらいを投じて出来たのがRVSと言うシステムです。完成ではないですが、現在は十分市販に問題ないレベルに仕上がっています。
しかし、システムに出来る限界も見えて来ました。AIだから人間に近い思考が出来る、と思っていたのですが、可能性としてあるだけで実際には会話はほぼ成り立ちませんでした。やはり現時点でコミュニケーションは人間としか出来ません

そこで、人間とシステムが出来る事を分けて考え、システムに出来る事はシステムが行い、人間でないと出来ない事は人間がやると言うコラボレーションです。

・システムで出来る事・・・説明(理解)。正しいセンテンスを言う反復練習と精度の判定。そのセンテンスを使うシチュエーション練習。

・人間でないと出来ない事・・・そのセンテンスを使った会話。実践。コミュニケーション。

この様な経緯からマンツーマンRレッスンが出来ました。

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